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長園科技と中強電子、リチウムイオン電池メーカーで合弁


ニュース その他製造 作成日:2009年6月3日_記事番号:T00015714

長園科技と中強電子、リチウムイオン電池メーカーで合弁

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の電池メーカー長園科技実業(チャンズ・アセンディング)は2日、LiFePO4(リン酸鉄リチウム)を材料とするリチウムイオン電池のバッテリーセルメーカーを、中強電子(CTX)と合弁で中部科学工業園区(中科)に設立すると表明した。新会社名は「中強長園科技」とし、資本金は30億台湾元(約88億円)、出資率は長園科技が50%、中強電子が40%で、残り10%は特定の対象者に出資を募るとしている。3日付経済日報が報じた。

 経済日報によると、中強長園科技へは国家発展基金(国発基金)や光ディスク大手の錸徳科技(ライテック)、発光ダイオード(LED)パッケージング大手の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)、ノートパソコン受託生産最大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)などが出資に意欲を示しているという。

 長園科技の陳明徳総顧問は、リン酸鉄リチウムイオン電池は生産コストが高く、品質が不安定であることが普及のネックとなっていたが、中強長園が量産を開始すれば、単価を3.5米ドルから1米ドル程度に抑えられ、鉛酸電池からの転換が加速するとしている。