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中鋼とリオ・ティント、原料価格33%引き下げで合意


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年6月3日_記事番号:T00015716

中鋼とリオ・ティント、原料価格33%引き下げで合意

 
 中国鋼鉄(CSC)はこのほど、英豪系鉱山大手リオ・ティントと。鉄鉱石などの鉄鋼原料について価格を平均33%引き下げることで合意し、新たな供給契約を締結した。新契約の適用は第3四半期からで、中鋼の陳源成総経理は、「当社の損失軽減への貢献が期待できる」と語った。価格の下げ幅は、日本や韓国の鉄鋼業界に準ずるもので、中鋼内部では下半期の原料コストを100億台湾元(約295億円)以上抑えられると見込んでいる。3日付工商時報が伝えた。

 証券会社は、下半期は鉄鋼製品価格の底打ち・反発が予想され、中鋼は損益均衡を達成、さらには小幅ながら黒字転換も期待できるとしている。

 中国の鉄鋼メーカーがリオ社の値下げ幅が不十分だとして契約に応じない現状について、陳総経理は「下げ幅に満足とは言えないが許容範囲だ」と表明し、台湾は日本や韓国と同様、原料を輸入に頼らなければならないため、中国のような強硬姿勢を取ることはできないと説明した。