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液晶パネルの中国投資、第5世代以下を先行開放


ニュース 電子 作成日:2009年6月3日_記事番号:T00015722

液晶パネルの中国投資、第5世代以下を先行開放

 
 経済部は懸案の液晶パネルの前工程の中国投資開放問題について、投資開放の対象を当初は第5世代以下の生産ラインとすることで検討を進めている。段階的に対象を拡大する可能性も見込んでいるようだ。3日付工商時報が報じた。

 第5世代以下を先行させる理由について経済部は、既に台湾域内では第6世代以上が中心となっており、技術流出の懸念がないこと、および、中国市場進出で日韓メーカーに遅れを取らないようにする必要があることを挙げている。

 この方針に対し瀚宇彩晶(ハンスター)の周定輝総経理は、「大陸(中国)は既に第5世代には興味がなく、第6世代以上であってはじめて関心を持つ。仮に第5世代を持っていくとするとコストが高いばかりか、次世代のラインは搬入できないなど効率面でも問題がある」と指摘。特に評価すべき政策判断ではないという立場を示した。