台湾液晶パネルメーカーとの調達交渉のため、中国大手カラーテレビメーカー９社を引率して来台した中国電子視像行業協会（ＣＶＩＡ）の白為民秘書長は２日、今後の中国の第10世代や11世代など次世代パネル工場建設を中台共同で行いたいという希望を語った。また、中国はテレビの生産台数、販売台数とも世界一で、台湾の液晶パネル業界と相互補完体制を組めば、強力なテレビ産業チェーンを形成できると指摘した。３日付電子時報が報じた。
白為民ＣVＩＡ秘書長（１日＝中央社）
台湾側は液晶パネル製造の前工程の中国投資を現段階で規制しているが、これについて白秘書長は「両岸（中台）の指導者と企業が相互理解を深めれば、提携の方法を見つけられるのではないか」と語った。
白秘書長はさらに、「生産規模や効率からみて、大陸（中国）の次世代パネル工場は第８～10世代で、珠江デルタ地帯での建設が適切」と語った上で、提携メーカーは台湾企業を優先したいという考えも示した。
