このほど台中市書香関懐協会が、600人（男性264人、女性336人）を対象に行ったアンケート調査によると、胸の大きさを気にするのは男性ではなく、むしろ女性のほうだという意外な結果が判明した。

　調査によると、女性の胸の大きさについて「気にする」と答えた男性が25％だったのに対し、女性は60％。過半数以上の女性が自分の胸の大きさにコンプレックスを抱いていることが分かった。

　では、彼女たちが胸の大小を判断する基準はどこにあるのだろうか？それは夫や恋人などパートナーである男性の評価で、39％が彼らの見方をそのまま判断基準にしていることが分かった。パートナーから「小さい」と言われれば「小さい」というわけで、女性が男性の目を非常に気にしていることが分かる。

　また、乳がんなどの早期発見のため、定期的に自分の乳房を検査している女性は36％。女性はどうやら胸の健康よりも大きさを気にする傾向にあるようだ。検査の必要があることを知っていた男性はわずか13％だった。

　一般に、男性は巨乳願望があると言われるが、今回の調査では「胸の大きさは気にしない」という男性が75％にも上っており、「女性の胸は大きいほうがよい」と言う男性は、もはや時代遅れになりつつある。

　行政院婦女権益促進委員会の黄瑞汝委員からは、「男性のほうが胸の大きさを気にするとばかり思っていたのに、結果は本当に意外だった！」と驚きの声。

　台中県政府社会処の王秀燕処長は、「重要なのはバストの大きさではなく、「Breast（心）」と「Brain（頭脳）」の「ダブルＢ」だと呼び掛けている。一般に「胸の大きな女性は頭が弱い」と言われるが、そんな通説が覆される日も近いのかもしれない。