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東聯化学、特殊化学品に中核事業シフト


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月4日_記事番号:T00015745

東聯化学、特殊化学品に中核事業シフト


 遠東集団の徐旭東董事長は3日、傘下の東聯化学(オリエンタル・ユニオン・ケミカル=OUCC)について、同社は中核事業を既に特殊化学品にシフトしており、今後の収益源として期待していると説明した。4日付工商時報が伝えた。

 東聯の董事長を兼ねる徐董事長は「世界のエチレンメーカーは昨年赤字に陥り、原油価格上昇と金融危機で業界全体が未曽有の低迷期に入ったが、東聯は良好な業績を残すことができた。東聯は積極的に事業転換を目指し、特殊化学品など高付加価値分野の発展に努めている」と説明した。

 特殊化学品が売上高に占める比率は過去の26%から現在は45%まで高まった。同社の郭佳輝総経理は同比率を3年後には70~75%に高めたいと表明した。

 中国事業も強化しており、1億米ドルを投じ江蘇省揚州市に建設中の年産4万トンのアクリル酸エチル(EA)プラントと同6万トンの酸化エチレン誘導体(EOD)プラントを来年末までに完成させる構えだ。