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LGD、AUOに特許侵害で損害賠償請求


ニュース 電子 作成日:2009年6月4日_記事番号:T00015749

LGD、AUOに特許侵害で損害賠償請求

 
 液晶パネル最大手、友達光電(AUO)に特許4項目を侵害されたとして、韓国のLGディスプレイ(LGD)が6億9,360万米ドルの損害賠償を請求した民事訴訟の公判が2日、米国デラウェア州ウィルミントン連邦地裁で開かれた。米ブルームバーグの報道を基に4日付電子時報が報じた。

 LGD側は、米国でのパネル販売は世界市場全体の3割を占めるため、重要な特許権侵害訴訟になると強調し、AUOの特許侵害が意図的なものならば、損害賠償額を3倍に引き上げる判決を下すよう裁判官に求めた。AUO側は、2008年に1億6,900万米ドルを投じて研究開発(R&D)を行い、1,200項目以上の特許を保有していると強調した。なお、AUO側もLGDに特許を侵害されたとして、数億米ドルの支払いを求める損害賠償を起こしている。

 LGDの前身、LGフィリップスLCD(LPL)は06年、AUOと奇美電子(CMO)を特許侵害で訴え、07年3月にAUOが、5月には奇美電がLGDを特許侵害で逆提訴した経緯がある。今年5月7日、公判に先立って開かれた聴聞会ではLGD側の弁護士が、相互授権によって争議を解決するよう提案した。