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ノートPC受託のQ2出荷、部品不足で成長に限界も


ニュース 電子 作成日:2009年6月4日_記事番号:T00015750

ノートPC受託のQ2出荷、部品不足で成長に限界も

 
 液晶パネルや光ドライブなどの部品の供給不足問題が長引き、ノートパソコン受託生産メーカーの第2四半期の出荷台数は成長に限りがあるとの見通しが出ている。川上部品業者の生産拡大が進まないのは、今年のノートPC景気に対する見方が依然慎重であること、および昨年の金融危機の影響で資金が不足していることが原因とみられる。このため業界関係者からは、重要部品の不足は短期間内には解消しないとの見通しも出ている。4日付電子時報が報じた。
 
 液晶パネルでは川上のガラス基板の供給が追いついていないことが川下に影響しており、光ディスクでは読み取りヘッドの供給不足が特に深刻となっている。
 
 ただ、ノートPC受託大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は、4月、5月とも出荷台数が目標に及ばなかったが、6月はサプライヤーに対し積極的に供給を要求しており、第2四半期は前期比10%増の出荷目標を達成できる見通しだ。
 
 仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は第2四半期の出荷は順調としているが、5月は宏碁(エイサー)からの受注が減少し、前月比で大幅減となるとの観測も出ている。