日本を代表するファッションデザイナー、ヒロココシノが４日、台北アリーナ（台北小巨蛋）でファッションショー「日本文化 JAPANISM」を開催した。３月のパリコレに出品した作品に23点を加え、09～10年秋冬コレクションの集大成として71点を披露した。
ショーのモデルは、全員が台湾２大エージェンシーのトップクラスから起用された（４日＝ＹＳＮ）
トップクラスのデザイナーによるファッションショーは台湾初で、デザインを十分に見てもらおうと通常より長い約20分をかけて行われた。
着物の帯をイメージさせるベルトや、歌舞伎からインスピレーションを得たという着物風のコートなど、ヒロココシノ独特の日本古来の伝統を生かした美の世界が25人のモデルによって表現され、詰めかけた約1,700人の招待客からは「見応えがあり、感動した」との声が聞かれた。
台湾で同ブランドの展開を手掛け、ショー開催に協力した台湾イトキンの多田良二総経理は、「非常に好評だった。台湾ファッション業界の新たな発展のきっかけになる」と手応えを語った。同ブランドが今年３月、太平洋そごう復興館３階にさせた台湾１号ショップは業績を順調に伸ばしており、今後店舗網の拡大を検討している。
ショーが終了し、観客の拍手に応えるヒロココシノ（４日＝ＹＳＮ）
