ニュース
鉄鋼・金属
作成日：2009年6月5日_記事番号：T00015773
住友商事、ステンレス建昌集団の中国本部に出資
住友商事はこのほど、建昌集団の中国本部、ステンレスの昆山建昌金属科技に28％、3,500万株（6,300万人民元＝約８億9,000万円）の出資を決定した。上乗せするプレミアムは１株1.8人民元。両社は８日、出資契約を結ぶ。５日付工商時報が報じた。
住友商事は、建昌集団の原料の取得から加工・裁断能力、流通販売網などを半年をかけて検討し、潜在力が期待される中国での展開を評価して提携を決定したという。
建昌集団は、昨年は金融危機の影響で赤字となったが、同社の中国戦略が認められ住友商事からの出資が実現したと表明した。李慶柏董事長は、国際ニッケル価格が１日、今年最高の１トン当たり１万4,500米ドルを更新したが、同社は十分に原料を確保していると強調した。
