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台湾中油、福建泉州に潤滑油工場を計画か


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月5日_記事番号:T00015774

台湾中油、福建泉州に潤滑油工場を計画か

 
 台湾中油が、中国福建省泉州市に130億~150億台湾元(約380億~440億円)を投じ、潤滑油工場設立を計画しているとの観測が出ている。実現すれば、国営企業として初の中国投資となる。ただ、同計画について中油の閻澄・潤滑油事業部執行長(CEO)は、「本来計画していた台湾での設置はコスト問題から断念し、中国またはベトナムでの設置を検討中だ」と説明している。5日付工商時報が報じた。
 
 中油の董事を務める賴調燦・国民党中央常務委員は今週、同社視察団を率いて福建省を訪問し、▽大連化学工業▽李長栄化学工業▽和桐化学▽長春石油化学──など台湾石化メーカー8社が進出を予定する台湾企業専用石油化学工業園区(同省泉州市泉港区、現在建設準備中)などを視察した。その際賴委員は、「泉州市は理想的な投資環境を備え、中油は同市との提携を強く望んでいる」と語った。
 
 一方、徐鋼・泉州市委員会書記は、中油の泉州投資に全力で協力すると表明した。福建省によると、中油と同省の提携は市場調査の段階にあり、中油は潤滑油工場を設立した後、将来的にはナフサプラント設置も検討しているという。