富邦金融控股の蔡明忠董事長は５日、今年下半期にも中国福建省アモイ市で損保子会社の設立が認められるとの見通しを明らかにした。６日付蘋果日報が伝えた。
富邦金控はまた、同社が香港子会社経由で約20％を出資するアモイ市商業銀行の行名を「アモイ銀行」に改める方向で検討しており、下半期に福州、来年上半期には泉州にそれぞれ支店を開設する方針だ。さらに、３～５年以内に上場を目指す。
蔡董事長は同日、アモイ市で中台経済交流に関するシンポジウムに出席し、「台湾の金融機関による中国の銀行への出資上限を50％まで高め、業務上の制約を最大限緩和することを希望している」と述べた。
富邦金控傘下の富邦証券は５月15日にアモイ代表事務所を設置している。
