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国泰金控、台湾株への投資拡大に意欲


ニュース 金融 作成日:2009年6月9日_記事番号:T00015830

国泰金控、台湾株への投資拡大に意欲

 
 国泰金融控股の蔡宏図董事長は8日、台湾大学法学部に寄贈した施設の落成式に出席した際、記者団に対し、「台湾の景気は好転しており、台湾株への投資を増やす」と述べた。9日付蘋果日報が伝えた。

 国泰金控は2,000億台湾元(約6,000億円)に上る手持ち現金を抱えており、運用先が注目されていた。蔡董事長は不動産市場についても「好調だ」と述べた。同社の陳祖培総経理は先ごろ、不動産投資を900億元拡大する意向を示している。

 国泰金控傘下の国泰人寿保険(キャセイライフ)は、第1四半期の台湾株の運用額が1,363億元と前期比で230億元増加した。この結果、運用資金に占める台湾株への投資比率は5.3%から6.1%へと高まった。国泰人寿の運用可能資金は2兆2,170億元とされ、同社が他の生保各社と同様に運用資金の10%前後を台湾株に投資すると仮定した場合、さらに800億元程度の投資資金が残されていることになる。