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不振の商圏、台北市が活性化に1千万元


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年6月9日_記事番号:T00015832

不振の商圏、台北市が活性化に1千万元

 
 台北市商業処は今月から年末にかけ、金融危機などの影響で不振に陥っている市内の商圏10カ所の活性化のため、1,000万元以上の補助金を支給してエリアぐるみの販売促進キャンペーンを実施し、売上高25%アップを目指す。9日付聯合報が伝えた。

 商業処の劉佳鈞処長は、「金融危機を受け消費が激減する一方で、テナント料の値下げが追いつかず、中小企業や小売業では経営が成り立たなくなり、空き店舗が目立っている」と指摘した。このため、今月末の都市交通システム(MRT)内湖線の開通に合わせた「内湖737巷商圏」でのイベントを皮切りに、各商圏で6~10日間にわたり最低2割引のセールなどを行い、消費を刺激する。

 対象となる商圏は内湖のほか、▽公館▽沅陵街▽四平街▽南昌街▽中華路▽天母――など。10月には台北駅付近の「北門カメラ街」で在庫一層セール、12月には後車站商圏で玩具や日用品のセールとパレードなどを行う。

 商圏ごとのイベントのほか、台北市政府前の広場では週末を利用して月替わりの特売市を開く。