鴻海集団は17日、発光ダイオード（ＬＥＤ）封止工程を手掛ける先進開発光電（アドバンスド・オプトエレクトロニック・テクノロジー＝ＡＯＴ）が実施する第三者割当増資をグループ会社４社で引き受け、８億4,000万台湾元を投資し、ＡＯＴの株式46.6％を取得すると発表した。ＬＥＤ関連事業の拡充が目的で、鴻海精密工業、鴻準精密工業、群創光電、沛?半導体の各社が出資に応じる。18日付経済日報が伝えた。
先進開発光電はＬＥＤ封止工程を主要業務としているが、大口取引先のサムスン電子からの収入減で、昨年は赤字に転落していた。
鴻海集団はＬＥＤ事業の拡充を狙っており、沛?半導体がＬＥＤ分野に進出し、省エネ街路灯モジュールの生産などを行っている。
