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作成日:2009年6月10日_記事番号:T00015877
UMC株主総会、和艦科技の合併を決議
ファウンドリー大手の聯華電子(UMC)は10日株主総会を開き、曹興誠名誉董事長らが2001年に元社員による出資の形で設立した中国江蘇省蘇州市のファウンドリー、和艦科技の合併を決議した。UMCは今後、和艦の持ち株会社、英領バージン諸島のInfoshine Technologyから全株式を取得する方針で、合併基準日は今年12月31日、間に合わなければ来年3月31日を目標にする。資料が整理でき次第、経済部投資審議委員会(投審会)に申請を行う。中央社などが10日報じた。
ただ、劉啓東同社財務長(CFO)は、「政府の政策上、当社が和艦に出資する余地がないのであれば、無理に申請はしない」と語っている。またこの日の株主総会では、和艦の合併に合わせ、新株発行による10億9,600万株の増資も決議した。
なおUMCの5月の売上高は、前月比9.26%増の75億1,400万台湾元(約223億円)で今年の単月最高を記録した。前年同月比では12.69%減少した。1~5月累計の売上高は252億2,900万元で前年同期比38.66%減。6月も受注状況から見て成長が予想され、証券会社は第2四半期同社の売上高は前期比倍増の219億元の水準を予測している。