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作成日：2009年6月10日_記事番号：T00015878
ウエハー生産フル稼働、値上げ観測も
市場調査会社アイサプライ（iSuppli）によると、第２四半期の半導体ウエハー受託生産市場の受注額は前四半期比で59.3％の大幅な増加となり、３四半期連続の減少に終止符を打つ見通しだ。在庫解消と最先端製造プロセスによる新製品投入が背景だ。
10日付工商時報によると、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、聯華電子（ＵＭＣ）などファウンドリー大手では、受注増加で12インチウエハー工場の設備稼働率がフル稼働状態となっており、市場では顧客ごとの生産能力配分が実施されるのではないかとの観測が高まっている。また、受注増は受託生産各社による値上げの契機にもなりそうだ。
半導体設備メーカーは、ＴＳＭＣとＵＭＣの65ナノメートル以下の生産能力は第３四半期もフル稼働状態が続くと見込んでいる。
