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新光合成繊維、PET用チップ生産能力を拡充へ


ニュース その他製造 作成日:2009年6月12日_記事番号:T00015925

新光合成繊維、PET用チップ生産能力を拡充へ

 
 新光合成繊維(新繊)が、8億台湾元(約24億円)を投じて台湾におけるPETボトル用チップの生産能力を拡充する。新繊は現在、台湾とタイにそれぞれ21万トン、18万トンの年産能力を保有しているが、生産ラインの拡充によりこれを計60万トンに引き上げる計画だ。12日付経済日報が伝えた。

 台湾での生産能力拡充は、桃園県中レキ(レキはつちへんに歴)の工場で生産を停止しているポリエステル棉生産設備を利用して行われ、早ければ来年第3四半期にも量産に入る予定だ。

 新繊はまた、3~5年以内にタイと中国の工場にそれぞれ年産能力50万トンの生産ラインを新設し、年産能力を一気に160万トンまで引き上げることも検討しているという。

 新繊は、世界的な水資源不足により特に新興市場などでボトル詰め飲料水の需要が増加するとみており、PETボトル用チップ市場での展開を拡大する考えだ。同社は昨年、同製品で過去最高となる5億元余りの利益を上げ、今年はこれを上回る可能性もあるという。