ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

東元グループ、福建省で風力発電設備生産


ニュース その他製造 作成日:2009年6月12日_記事番号:T00015927

東元グループ、福建省で風力発電設備生産

 
 東元電機(TECO)グループは11日、中国福建省福清市に900万米ドルを投資し、風力発電設備工場を設置することを董事会で決議した。12日付工商時報が伝えた。

 今回の投資は拡大が見込まれる中国の風力発電市場に足場を築くことが狙いだ。工場には東元が75%、投資パートナーが25%を出資する。合弁相手は明らかにされていない。

 東元グループの黄茂雄会長は「中国における風力発電分野の発展は非常に速く、このタイミングで進出すれば有力な収益源となる」との認識を示した。

 また劉兆凱同社董事長は2年前の就任以来、風力発電事業の強化に取り組んでいるが、兄の劉兆玄氏が行政院長職にある立場から投資計画がしばしば政治問題化され、台湾内での風力発電事業が順調に進んでおらず、中国に活路を見いだしたようだ。

 東元グループは現在、台塑重工、中国鋼鉄、先進複材科技(エーテック・コンポジッツ)などと台湾風力発電連盟を組織し、福建省のほか、内モンゴル自治区にも進出している。