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液晶ドライバICの瑞鼎科技、奇美電から受注目指す


ニュース 電子 作成日:2009年6月12日_記事番号:T00015934

液晶ドライバICの瑞鼎科技、奇美電から受注目指す

 
 友達光電(AUO)系の液晶パネル用ドライバICメーカー、瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)の陳栄宏董事長は11日、現在同社の売上高の95%をAUO向けが占めていることについて、「単一顧客に集中し過ぎだ」として、「既に奇美電子(CMO)と接触して、受注獲得に向け全力で取り組んでいる」と表明した。年内に売上高に占めるAUOの割合を80%まで引き下げたい考えで、これが実現すれば株式上場計画を進めるという。12日付経済日報が報じた。

 陳董事長は奇美電からの受注について、交渉開始から、デザインイン、出荷まで約1年の時間がかかるとみており、早ければ年末にも何らかの結果が得られるとしている。

 瑞鼎科技はまた、AUO集中を避けるため、中小型パネル向け製品の商機開拓も積極的に行っており、既に中国と日本のパネルメーカーおよびモジュールメーカーから受注を獲得したという。現在中小型パネル向け製品が売上高に占める割合は約5%だが、今後は10~15%まで拡大させたい考えだ。