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液晶ドライバIC封止・検査、1〜3割値上がり


ニュース 電子 作成日:2009年6月12日_記事番号:T00015935

液晶ドライバIC封止・検査、1〜3割値上がり

 
 台湾の液晶パネル用ドライバICパッケージング・テスティング(封止・検査)各社は今月、中国の「家電下郷」プロジェクトや「液晶パネル調達団」訪台による中国メーカーの台湾調達拡大により受注が満杯となっていることから、10~30%の値上げを行っている。昨年深刻な赤字を計上し、各社とも今年の設備投資に慎重になっていることから、生産能力のひっ迫状態は来年第1四半期まで続く見通しだ。12日付蘋果日報が報じた。

 値上げを受けて、飛信半導体(ISTインターナショナル・セミコンダクター)は第2四半期売上高が前期比倍増となって損益均衡を達成し、第3四半期は黒字転換を果たすとの見通しを示した。

 また、頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)、京元電子(KYEC)、南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)も第2四半期から恩恵を受け、第3四半期も増収が見込まれている。

 一方、矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は、液晶ドライバICの封止は単価が安く、同社での売上高に占める割合も低いことから、大幅な増収にはつながらないとしている。