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奇景光電、台湾にUターン上場へ


ニュース 電子 作成日:2009年6月12日_記事番号:T00015937

奇景光電、台湾にUターン上場へ

 
 奇美集団傘下のIC設計会社で、米ナスダックに上場している奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)は11日の董事会で、台湾での株式上場計画を決定した。同社の計画では、台湾の店頭市場や興櫃市場(未公開株取引市場)での「第一上場」を予定している。台湾系企業では中国旺旺控股などが台湾預託証券(TDR)の発行(第二上場)でUターン上場しているが、米国上場企業による台湾での「第一上場」は初めてのケース。8月の株主総会での決議を経て、早ければ今年末~来年初頭に上場が実現する。12日付経済日報が伝えた。

 奇景の呉炳昌執行長(CEO)は、台湾の株主と投資家の大きな期待により台湾での上場を決議したと説明した。台湾での上場後も、ナスダックにおいて米国預託株式(ADS)の形で上場を維持する考えで、将来的には米台双方の株式を相互に交換できるようになる見込みだ。

 奇景は台湾での上場に伴い、10%を超えない範囲での新株発行を予定している。また、財務報告は米国会計基準に基づき一括でまとめ、米台の個別決算は予定していない。