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TMCの設立規模、最低100億元


ニュース 電子 作成日:2009年6月12日_記事番号:T00015938

TMCの設立規模、最低100億元

 
 尹啓銘経済部長は11日、台湾当局がDRAM業界再生に向け設立する台湾記憶体(TMC)の準備状況について劉兆玄行政院長に報告を行い、設立当初の必要資金は最低100億台湾元(約300億円)で、うち90億元余りは行政院国家発展基金から拠出する方針を示した。TMCは提携先のエルピーダメモリに対し、当初10%の出資を行う計画だ。12日付工商時報が伝えた。

 劉兆玄行政院長は2週間以内にTMCの設立規模と国家発展基金による出資方式を最終決定する方針だ。経済部が提出するTMCの経営モデルは2~3種類の案に分かれているとされるが、今回報告されたのは最も経済的なモデルだという。

 TMCは国家発展基金から90億元余りの出資を見込んでいるが、今年の同基金拠出予算は105億元で、一般企業への投資支援や中華航空(チャイナエアライン)への資金注入などで資金的余裕がない。しかし、同基金は戦略的投資を予算枠の制限なく実施することができるため、経済部はTMCを戦略的投資として位置づけるよう求めた。