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台湾農産物、日本の輸入先22位に転落【図】


ニュース 農林水産 作成日:2009年6月15日_記事番号:T00015947

台湾農産物、日本の輸入先22位に転落【図】

 
 台湾産農産物の最大の輸出先は日本だが、輸出量の減少傾向が続いている。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、台湾は1992年、日本の農産物輸入相手国・地域で2位だったが、昨年は17位、今年1~3月の調査では22位までランクを下げた。一方、1992年に4位だった中国は徐々に順位を上げ、現在は2位となっている。15日付自由時報が報じた。
 
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 農林水産省の統計によると、台湾の農林水産物の対日輸出額は1999年の1,452億円から2007年には1,105億円まで落ち込み、減少幅は24%だった。また、農産物だけでみると、516億円から25%減の386億円となっている。一方、中国はそれぞれ56%と59%増加した。

 中興大学の呉明敏名誉教授はこの理由について、中台の農業交流により資金や技術が中国に吸収され、中国の輸出増に貢献することになったことを挙げている。呉教授はまた、中国産果物が台湾産として市場に出回り、台湾ブランドのイメージが低下したと弊害についても指摘した。