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永豊金控、中国資本の導入を検討


ニュース 金融 作成日:2009年6月15日_記事番号:T00015950

永豊金控、中国資本の導入を検討

 
 永豊金融控股は、今後の中台間の金融監督協力に関する覚書(MOU)の締結を視野に入れ、中国資本の導入を検討している。同社計画では登録資本金1,000億台湾元(約3,000億円)の20%程度を導入し、将来的にはその出資パートナーと合弁で中国に金融機関や銀行を設立したり、共同で中国の銀行へ出資することを検討している。15日付経済日報が伝えた。

 永豊金控の廖達徳広報担当によると、銀行名は明らかにできないが、北京から上海まで多くの中国の銀行が既に接触してきているという。同社は4大国有商業銀行と呼ばれる中国銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国工商銀行ではなく、経営の柔軟性が高く、規模も大きい株式制商業銀行を資本導入の対象として検討しているもようだ。

 経済日報は、中国の大手銀10位に入る株式制の上海浦東発展銀行と中国民生銀行が、永豊金控へ出資する可能性が高いとしている。