ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月15日_記事番号:T00015961
国際原油価格が上昇する中、邱正雄行政院副院長は14日、オクタン価92ガソリンの価格が1リットル30台湾元(約90円)を超えた場合、物価安定を目的に対応策を講じる考えを示した。15日付工商時報は政府の取り得る措置として、値上げの凍結または補助金支給を挙げている。
経済部能源局(エネルギー局)は昨年末、行政院に対し台湾での石油価格の凍結の目安として、▽ドバイと北海ブレント原油価格の平均が1バレル80米ドル以上▽4週連続で台湾域内価格が20%値上がり▽オクタン価92ガソリン価格が1リットル当たり30台湾元以上――と報告したとされており、行政院はこの目安に基づいて値上げ凍結か補助金支給を行う方針とみられる。
国際原油価格は、米国産標準油種(WTI)で1バレル72米ドル、ブレント価格で70米ドルに達し、経済部や台湾中油は今年下半期には100米ドルを超える可能性もあるとみている。現在オクタン価92ガソリン価格は1リットル当たり27.3元に達しており、政府は30元に達するかどうか注意深く観察を続けている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722