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台湾中油、原油高騰で7月減産か


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月15日_記事番号:T00015962

台湾中油、原油高騰で7月減産か

 
 国際原油価格が1バレル70ドル前後に上昇し、ナフサ価格も今年初めて1トン当たり600米ドル台に達したが、台湾域内のエチレン契約価格はメーカーにとって赤字ぎりぎりの約820米ドルで低迷している。台湾中油の幹部は、川下の石油化学メーカーからの受注見通しが悪いとして、出荷量が生産量の90%に達しなければ、7月に減産を行う可能性もあることを明らかにした。15日付蘋果日報が報じた。

 また、エチレン年産量が130万トンに上るサウジアラビアの石油化学プラント、ペトロ・ラービグのエタンクラッカーが12日に稼働を始め、台湾域内の石油化学メーカーへの影響が懸念されている。域内業者によると、原油価格が上昇を続ければ、ナフサを使わずエタンを原料にエチレンを製造する中東のメーカーが競争上有利になるという。