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力晶支援、子会社株の担保差し入れ要求


ニュース 電子 作成日:2009年6月15日_記事番号:T00015965

力晶支援、子会社株の担保差し入れ要求

 
 力晶半導体(PSC)の債権銀行団はこのほど、債権繰り延べ条件として、子会社の瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)、鉅晶電子(マックスチップ・エレクトロニクス)の株式を担保に差し入れるよう要求したことが分かった。15日付工商時報が伝えた。

 債権団は総額755億台湾元(約2,258億円)に上る債権を年末まで繰り延べる条件として、先月時点で50億元相当の株式を担保として差し入れるよう要求。最近になって、債権団は担保株式として瑞晶、鉅晶の株式を具体的に求め、担保株式の過半数は瑞晶株とするよう求める追加条件も付けた。債権銀行44行は15日にも意見調整を行う。

 力晶の資金確保で、瑞晶株は債権繰り延べ交渉以外にも重要な役割を果たしている。今月18日に償還期限を迎える総額1億5,800万米ドルの海外転換社債の現金償還財源を確保するため、力晶は瑞晶株を担保にキングストン・テクノロジーから資金支援を受ける構えで、債権団に同意を求めている状態だ。