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AUO8.5世代第2工場、下半期に計画再開か【表】


ニュース 電子 作成日:2009年6月15日_記事番号:T00015967

AUO8.5世代第2工場、下半期に計画再開か【表】

 
 液晶パネル最大手、友達光電(AUO)が、中部科学工業園区(中科)七星基地に計画している8.5世代の第2工場設置について、パネルの設備業者と交渉を行っているとの観測が出ており、同計画が下半期にも再始動する見通しとなっている。ただAUOは同計画について、「目下タイムテーブルは無く、今後の工場拡張計画については7月下旬に発表する」とコメントした。15日付経済日報が報じた。
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 設備業者によると、AUOの8.5世代第2工場は、総投資額が数千億台湾元(1台湾元=約3円)、月産能力がガラス基板投入枚数で12万8,000枚に上るとされる。現段階では骨組みが組み上がっているが、基礎工事は完了していないという。AUOは、資金およびパネルの需給バランスを考慮し、同工場の生産設備を3段階に分けて搬入する計画で、台湾のパネル製造設備メーカーに恩恵をもたらすとみられる。

 業者によると、現在8.5世代工場はサムスン電子が2基、LG電子が1基保有しており、AUOの第2工場が稼働すれば、生産能力において台湾のライバル、奇美電子(CMO)をリードするのみならず、韓国メーカーとの差を縮めることになる。