華新集団は今月10日、中国・陝西省西安で発光ダイオード（ＬＥＤ）照明工場を着工した。第１期工事は今年末または来年初頭に竣工し、量産に入る。 華新は傘下の西安華新聯合科技を通じて２億米ドルを投資し、同地をＬＥＤ照明の組み立てを主とする生産拠点とする計画だ。13日付経済日報が伝えた。
中国は現在、環境保護と内需拡大を同時に狙った都市街灯のＬＥＤ化プロジェクトを開始しており、華新集団幹部は「ＬＥＤ産業への参入に最適のタイミングだ」としている。ただ、ＬＥＤ照明以外の製品については「企業秘密だ」と答えた。
華新集団は、傘下で半導体やパネル、積層セラミックコンデンサ、プリント基板（ＰＣＢ）などを手掛ける一方で、最近は微小機械電子システム（ＭＥＭＳ）やＬＥＤを今後の２大新事業と位置付け、事業展開に取り組んでいたが、金融危機の発生で推進スピードが鈍っていた。
