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ECFA対策、台湾企業救済基金を計画


ニュース その他分野 作成日:2009年6月16日_記事番号:T00015975

ECFA対策、台湾企業救済基金を計画

 
 中台間で両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が締結され中国製商品の台湾市場進出が進めば、台湾企業に大きなダメージを与えるという予測が出る中、邱毅立法委員(国民党)は15日に経済部が開催したECFA説明会の席上で、「経済部は農産品救助基金方式で、1,000億台湾元(約3,000億円)規模の『大陸産品損害救助基金』創設を計画している」と明かした。これについて経済部の鄧振中政務次長は、「確かにそうした計画はあるが、金額など詳細は検討中だ」と語った。16日付中国時報が報じた。

 これまで経済部は78回にわたりECFA説明会を開催してきたが、依然ECFA締結には懸念の声が多い。同日の説明会でも出席者から、▽中国はなぜECFAを締結する必要があるのか、動機は何か▽締結後、台湾が受けるダメージはどの程度か──などの疑問点が挙げられ、「政府はこうした問題について答えていない」という批判の声が上がった。