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台湾中油と海運2社、合弁で石油輸送会社を設立へ 【表】


ニュース 運輸 作成日:2009年6月16日_記事番号:T00015978

台湾中油と海運2社、合弁で石油輸送会社を設立へ 【表】

 
 台湾中油はこのほど、ばら積み海運の裕民航運および中国航運(CMT)とともに、合弁で500億台湾元(約1,485億円)の資金を用意し、石油輸送を手掛ける海運会社を設立する方針を明らかにした。出資比率は、台湾中油48%、海運2社は26%ずつとなる見込み。行政院の承認が得られれば、最短で来年中に設立できる見通しで、台湾中油は運輸コストを大きく削減したい考えだ。16日付経済日報が伝えた。
 
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 新会社の設立当初は250億~260億元を投じ、石油タンカーを30万重量トン以上(VLCC級)7隻、8万重量トン級1隻を建造する。4段階に分け業務を拡大し、将来的にはVLCC級35隻を保有し、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の18隻を大きく上回る台湾最大の石油海運企業とする計画だ。

 台湾中油は、原油や石油製品の自社および系列会社による輸送比率が、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の99%に比べはるかに低く、昨年同社が計上した1,000億元を超える赤字の主な要因となったとされている。このため、同社主導で石油輸送会社の設立を協議していた。