ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国の医療改革、台湾企業に商機


ニュース その他製造 作成日:2009年6月16日_記事番号:T00015987

中国の医療改革、台湾企業に商機

 
 中国国務院が4月に新医療改革を打ち出し、2011年までに8,500億人民元(約12兆2,000億円)が投資されることから、台湾企業もビジネスチャンスを虎視眈々(たんたん)と狙っている。16日付工商時報が伝えた。

 医療改革の主眼は、医薬制度の基本を確立し、国家基本医薬品のリストを制定するとともに、基本医薬品の生産供給体制を構築することだ。また、医薬分業を進め、医薬品価格の抑制を図ることも課題となる。

 このほか、中国では地方での病院増設、公立病院の法人化、民間病院の拡充などが見込まれ、台湾の医療機関は中国で合弁病院に70%を出資できる。このため、中国で医療事業に参入している旺旺集団、明基電通(BenQ)、台塑集団(台湾プラスチックグループ)などには追い風となりそうだ。

 このほか、「博愛眼科」のブランドで白内障治療を手掛ける東貿国際(エンフィールド・メディカル)、シニアカーの必翔実業なども恩恵を受けそうだ。