ニュース
石油・化学
作成日：2009年6月16日_記事番号：T00015989
ガソリン価格凍結、尹経済部長が否定
尹啓銘経済部長は15日、上昇が続く台湾域内のガソリン価格について、現時点で値上げ凍結などの措置は考えていないと表明した。経済部では、今年の物価情勢は、急激な値上がりを見た昨年ほどの勢いはないと判断している。15日付経済日報が伝えた。
ガソリン価格の凍結については邱正雄行政院副院長が14日、オクタン価92の価格が１リットル30台湾元（約90円）を超えた場合、物価安定を目的とした対応策を講じる考えを示していたほか、野党民進党もガソリンと電力価格の値上げの凍結要求を行っていた。
台湾域内のガソリン価格は、アジア近隣諸国で最低価格を維持するという原則から、先週も0.3元、軽油は0.2元とわずかな値上げにとどまっていた。原油相場に連動させる変動価格制度の場合、値上げ幅はそれぞれ１元以上となる。
