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鉄鋼・金属
作成日：2009年6月16日_記事番号：T00015990
YUSCOのステンレス価格、台湾向け６千元値上げ
ステンレス大手の燁聯鋼鉄（YUSCO）は15日、６月後半の300系熱延、冷延各ステンレス製品の台湾域内向け価格を１トン当たり6,000台湾元（約１万7,800円）、海外向け価格を300系で同200～250米ドル、400系で同60～80米ドル値上げすることを決定した。値上げ後の域内向け価格は、熱延製品が８万7,000元、冷延製品が９万1,500元。16日付工商時報などが報じた。
今回の値上げは６月初めの域内向け3,000元値上げに続き今月２回目。平均値上げ幅は７％を超え、年初以来最大となった。
YUSCOは値上げの理由について、国際ニッケル価格の高騰などによる輸入原料コスト上昇、および世界各地での需要回復、在庫水準の低下を挙げた。
唐栄鉄工廠も同日、同規模の値上げを決めた。川下メーカーは「両社の値上げ幅は予想以上で、川下では今後２段階で値上げを行ない、コストを反映させる」としている。
