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ノートPC出荷、Q3は期待はずれか 【図】


ニュース 電子 作成日:2009年6月16日_記事番号:T00015994

ノートPC出荷、Q3は期待はずれか 【図】

 
 広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)などノートパソコン受託生産大手は、4月、5月と連続で減収となる中、例年のハイシーズンに当たる第3四半期は出荷が増えるとの期待を高めている。しかし台湾工業銀行の予測では、マイクロソフトの新OS(基本ソフト)、ウインドウズ7(Windows7)の発売は10月22日であるため、第3四半期は消費者の模様眺めが続き、出荷台数は前期比19.05%増と過去5年で最低の伸びにとどまるとの見方だ。16日付経済日報が報じた。
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 マイクロソフトは、現時点の最新OSのウインドウズ・ビスタ(Windows Vista)も2006年、「7」とほぼ同じ11月初めに発売しており、この年も第3四半期の出荷台数は19.79%と5年ぶりに20%を割った。

 今回マイクロソフトは、「7」発売前のPC買い控えを回避するため、OS過渡期にPCを購入した場合、無料で「7」にアップデートできるプランを用意しているが、アナリストは「ビスタ発売時にも同様のプランを用意したが、やはり多くの消費者が新OS発売を待った」と悲観的だ。

 ただ台湾工業銀行は、第4四半期出荷は前期比10.01%増に上り、さらに「7」発売が引き起こすPC需要は来年まで続く可能性もあるとしている。