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作成日：2009年6月16日_記事番号：T00015995
メディアテック、Ｑ３生産委託を３割削減か
16日付工商時報が報じたところによると、ＩＣ設計大手の聯発科技（メディアテック）は、５月１日の労働節（メーデー）連休以降、中国での携帯電話需要が後退していること受け、第３四半期の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）および聯華電子（ＵＭＣ）への生産委託量の削減幅を30％まで拡大したとの観測が出ている。当初はウエハー９万枚の10％を削減するとされていた。
業界ではメーデー連休以降は、携帯電話需要が安定するとみられていた。しかし中国内需市場では需要が予想以上に急速に落ち込んでいるという。
メディアテックの携帯電話チップは、中国向け出荷分のうち、６割が中国内部で消費され、残り４割がインドなどの新興市場へ輸出される。そのインドでも最近需要の冷え込みが見られることから、メディアテックは在庫問題の深刻化を回避するため、ファウンドリーへの発注量を減らしているもようだ。
