台湾肥料の鍾栄吉董事長は16日、同社が花蓮で進める海洋リゾート園区開発について、2014年に観光ホテルおよび海洋深層水による水治療館（ＳＰＡ）を完成させると表明した。その上で最近台湾を訪れた福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長と会見し、水治療法（ハイドロセラピー）事業について協力を要請したことを明らかにした。鍾董事長によると、海洋深層水を利用した水治療法は温泉よりも効果があるとされ、王会長は同治療法について豊富なノウハウを持っているという。17日付工商時報が報じた。
台湾肥料の海洋リゾート園区計画は、外資の提携パートナーを迎え、46ヘクタールの用地に今後６年で数十億台湾元を投入してホテルとＳＰＡを開発する予定だ。既に07年、準備処を設置し、08年には２億元（約５億8,000万円）をかけてインフラ設備と景観整備の第１期工事に着工している。
