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作成日：2009年6月17日_記事番号：T00016022
遠伝、中国移動からの出資受け入れ始動へ
遠伝電信（ファーイーストーン・テレコム）の徐旭東董事長は16日、株主総会で増資計画が承認されたことを受け、中国の携帯電話キャリア大手、中国移動通信（チャイナ・モバイル）からの出資受け入れ手続きを開始すると表明した。
徐董事長は「中国移動との戦略提携は会社の長期的発展に資するだけでなく、台湾の通信作業の発展につながる」と述べ、ゲーム業界などが中国市場に進出を図るきっかけになるとの認識を示した。
中国移動からの出資受け入れを契機として、遠東集団はグループ全体で中国企業との連携強化を図る構えで、徐董事長は「海運業と百貨店が次の検討目標になる」と述べた。
同日の株主総会では董事会の改選も行われ、ＮＴＴドコモから派遣されていた戸田和博董事が退任し、遠東集団から新たに董事が選任された。徐董事長は「ＮＴＴドコモは出資拡大を望んでいたが、日本の不景気で対外投資を削減したため、董事を派遣するための持ち株比率が不足した。ただ、今後もＮＴＴドコモの経営参加を望んでいる」と述べた。
