宏碁（エイサー）のアイマール・ド・ランクザン（Aymar de Lencquesaing）スマート・ハンドヘルド・ビジネス・グループ（ＳＨＢＧ）総裁は16日、「当社のスマートフォンは、出荷規模が2012～14年の間に年間2,000万台に達し、世界シェアを６～７％に拡大して５本の指に入るブランドになる」と抱負を語った。また今後、世界各地の通信キャリアと提携し、アップル「iPhone」入門機種の半額以下、１台40～50米ドルの低価格スマートフォンを発売すると表明した。17日付電子時報などが報じた。
ド・ランクザンＳＨＢＧ総裁は、「世界の携帯電話ユーザーは40億人に上るが、うちスマートフォンユーザーは３億人に過ぎない。スマートフォン市場は今後５年、毎年15％の成長が予想され、商機開拓の余地は大きい」と指摘した。その上で、ノートパソコンや低価格ノートＰＣ（ネットブック）におけるエイサーの高い知名度と経験を生かし、綿密な市場調査を行い多様な機種、さまざまな価格帯の製品を発売することで、競争力を高められると自信を見せた。
また、今年下半期にはグーグルのモバイルプラットフォーム「アンドロイド」搭載携帯を含む６機種を発売し、中国市場でもTD-CDMA機種を発売する計画を表明した。
