発光ダイオード（ＬＥＤ）パッケージング大手の億光電子工業（エバーライト・エレクトロニクス）は18日、ＬＥＤチップ、泰谷光電科技（テクコア）の３億5,000万台湾元（約10億円、2,500万株）の第三者割当増資実施に際し、2,000万株を引き受け、出資比率15.9％の筆頭株主となった。エバーライトは先ごろ、サムスン電子から液晶テレビ用ＬＥＤバックライトを大量受注したとされ、ＬＥＤ産業の成長で供給不足傾向にある原料を確保したい考えとみられる。19日付工商時報が伝えた。
劉邦言・エバーライト副総経理は、ＬＥＤバックライト搭載液晶テレビやノートパソコン、ＬＥＤ照明の成長を好感している。同社は表面実装（ＳＭＤ）タイプのＬＥＤのさらなる生産能力を月12億個まで増強したほか、生産能力拡充のため、18日の董事会で中国子会社２社に対する計6,200万米ドルの投資を決議した。
