台湾中油と台塑石化（フォルモサ・ペトロケミカル）は20日、ガソリン１リットル当たり0.7台湾元（約２円）、ディーゼル油同0.9元の値上げを実施した。価格は過去約８カ月で最高水準に達しており、値上がり幅も直近７回連続での引き上げで累計14.28％と、政府が価格凍結または補助金支給の措置を採る基準とされる20％に近付いている。20日付経済日報が報じた。
値上げ後の価格は、▽オクタン価92ガソリン、１リットル28元▽オクタン価95、同28.7元▽オクタン価98、同30.2元▽スーパーディーゼル油、同25元──。
台湾中油関係者によると、今回の値上げでも国際原油価格の上昇を依然完全に反映しきれていない。国際相場を適正に反映した場合に比べた売上高は、台湾中油で月間10億元以上、台塑石化で同２億5,000万元少なくなる見込みだ。
