宏達国際電子（ＨＴＣ）の周永明執行長（ＣＥＯ）は19日の株主総会で、今年通年の携帯電話の出荷台数は前年比20％増となるという見通しを示した。同社の昨年の出荷台数は1,200万台だったため、今年の目標出荷台数は1,450万台となる。周執行長は今年初めの段階で、今年の業績の目標成長率を２ケタ台としていた。20日付工商時報が報じた。
同社は自社ブランド展開の第１段階として、当初、３年間かけて欧州とアジアでヒューレット・パッカード（ＨＰ）や英Ｏ２などと並ぶ知名度の確立を目指していたが、この目標をわずか１年で達成した。このため、今後３年間でさらに知名度をアップし、米国と中国での展開を強化するという第２段階の目標を策定し、今年下半期から新たな取り組みに着手する計画だ。
