交通部数拠所の統計によると、６月１～20日の新車登録台数は前月同期比38.8％増、前年同期比24％増の１万2,933台に上った。一部業者は今年１月から現在までの前年比マイナス幅は12.5％まで縮小したとみており、さらに下半期は上半期に比べ大幅な成長が期待できるとして、通年の新車販売台数予測を25万台（2008年度実績は約23万台）への上方修正を行っている。24日付工商時報が報じた。
台湾ホンダの陳俊亮助理協理は市場の回復傾向について、▽一部メーカーが５月受注分を６月に納車している▽自動車や住宅など大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦７月「鬼月」（今年は８月20日～９月18日）前のハイシーズンに入った――を理由に挙げた。また、▽最近販売店を訪れる人が前月比１割以上増えている▽納車待ちの受注が1,000件以上ある──などを根拠として、同社は７月も悲観していないと語った。
裕隆日産汽車の幹部も、６月は５月より営業日数が多く、購入意欲も高まっているとして、同月の市場全体の新車登録台数の予測を従来の２万台から、２万2,000台以上に上方修正した。
