ニュース
その他製造
作成日：2009年7月2日_記事番号：T00016353
航空機部品の晟田科技、住友精密が１億円出資
住友精密工業と航空機部品の晟田科技工業（MAGNATE、高雄県路竹郷）は６月30日、住友精密が晟田に出資を行うことで契約を締結した。今年まず１億円を出資する。両社は航空機の降着装置に関する長期提携を2006年に結んでおり、晟田の研究開発（Ｒ＆Ｄ）力、品質水準、納期の正確さを住友精密が評価、関係をさらに強化することとなった。今後住友精密は、ポーランドからの調達分をすべて晟田からに切り替える予定だ。２日付経済日報が報じた。
住友精密との提携強化により晟田の降着装置関連の売上高は、2007年の5,000万台湾元から今年は１億8,000万元（約５億3,000万円）まで成長する見込みとなっている。
経済部工業局の林全能組長によると、台湾の航空宇宙産業の生産額は04年の289億元から昨年は600億元まで成長しており、南部の企業による貢献が特に目立つという。住友精密と晟田の提携について林組長は、「日本の協力を得て南部の航空宇宙産業における部品技術力を高め、ダブルウィンの局面に持ち込むことを期待する」と語った。
