中国最大の証券会社、中信証券（CITIC）の幹部が３日から台湾を訪れ、▽群益証券▽元大金融控股▽富邦金融控股──を訪問する。中台間の金融監督に関する覚書（ＭＯＵ）が近く締結される見込みとなる中の訪問で、提携パートナーの模索が目的とみられる。３日付経済日報が報じた。
中信証券は、台湾の証券会社との提携を通じ、今後中国市場で正式導入される見通しの信用取引業務について経験から学びたい考えのようだ。
中信証券は1995年に北京で設立され、昨年末時点の総資産は1,369億人民元（約１兆9,300億円）、昨年の純利益は61億7,300万人民元で、規模・利益ともに中国最大を誇る。
