世界銀行がまとめた統計および行政院主計処の調査によると、2008年の台湾の域内総生産（ＧＤＰ）は総額3,913億米ドルで、順位は前年の世界24位から26位に後退した。７日付自由時報は、中国など新興国が成長する中、台湾は順位の後退が続いており、経済力が弱まっていると指摘した。
台湾は実際には世界銀行の統計に含まれていないが、25位オーストリア（4,163億米ドル）と26位イラン（3,851億米ドル）の中間に位置している。
１位と２位は前年と変わらず米国（14兆2,043億米ドル）、日本（４兆9,092億元）だった。
BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国）各国は、中国（３兆8,600億米ドル）が４位から３位に浮上、ブラジル（１兆6,125億米ドル）が10位から８位、ロシア（１兆6,078億米ドル）が11位から９位に上昇した。インド（１兆2,174億米ドル）は12位で昨年と同位だった。
また、東アジアの輸出国・地域は金融危機の影響が大きかったとみられ、韓国（9,291億米ドル）が14位から15位に、香港（2,153億米ドル）が38位から39位に後退、シンガポール（1,819億米ドル）は昨年同様44位だった。
※香港とシンガポールは台湾をランキングに含めた場合の順位。
