６月の失業給付の支給対象者数は13万4,578人、支給額は約25億3,178台湾元（約73億2,000万円）となり、いずれも過去最高となった。５月と比較すると、支給対象者数は約４万人、支給額は約10億元増加した。７日付工商時報が、行政院労工委員会（労委会）の６日発表の統計として報じた。
労委会労工保険局（労保局）は、６月に失業付の支給対象者および支給額が大幅に増加した理由として、５月末に連休があったため受け付け手続きが６月にずれ込んだケースが多かったことを挙げている。また、６月に初めて失業給付を受領した人が５月の１万6,033人と同水準の１万6,151人だったことから、統計結果がそのまま失業問題の悪化を示しているとはいえないとした。
なお６月は、支給対象者全体に占める中高年の割合が、これまでの約20％から23％まで上昇した。
