ニュース
金融
作成日：2009年7月7日_記事番号：T00016438
カードの分割払い、最低金額999元も
クレジットカード各社は消費低迷を受け、少しでもカードによる決済を増やそうと、分割払いが可能な最低金額を続々と引き下げており、当初の5,000台湾元から現在では999元（約2,900円）から分割払いが可能なケースが出てきている。７日付中国時報が伝えた。
背景にはカード決済額の深刻な落ち込みがある。行政院金融監督管理委員会（金管会）の統計によれば、５月のカード決済金額は989億7,200万元で、年初来最低を記録した。また、１～５月の累計は5,040億4,700万元で、年間に換算すると過去６年で最低水準となる。
台北富邦銀行の消費者金融責任者は、「景気が悪く、過去半年で１人当たりのカード使用額が2,500元から2,000元へと落ち込んだ。顧客の負担を軽減するため、分割払いの最低額を引き下げた」と説明した。業界では大衆銀行が999元で最も低く、台新銀は1,000元となっている。
