ＩＣ設計最大手の聯発科技（メディアテック）は７日、６月の連結売上高が89億4,000万台湾元（約257億円）となり、前月比4.48％の小幅減ながらも、前年同月比では31.15％の成長を記録したと発表した。同社は株主総会で、６月の売上高について83億5,200万元という見通しを示していたが、これを上回る結果となった。なお第２四半期累計では前期比16.68％成長の278億5,900万元だった。８日付工商時報が報じた。
メディアテックは今後の見通しについて、５、６月は前月比での小幅減収が続いたが、中国で国慶節（10月１日）を含む大型連休を前に在庫積み増し需要が高まるとして、８月から増収に転じるとの見方を示した。
また香港・匯豊証券は、メディアテックの下半期売上高は上半期比18％増と大きく成長し、同社の今年の携帯電話向けチップ出荷量はインド市場向けなどが加わったことで３億個を超えると予測している。
